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和名 カンゾウ 英文名 Glycyrrhiza CAS 68916-91-6 (link to ChemIDplus), , (link to JAN DB), (link to JANe DB) 別名 甘草、Licorice、Licorice extract、Glycyrrhiza Glabra 収載公定書 局方(JP17) 用途 甘味剤,矯味剤 ■単回投与毒性 (link to ChemIDplus) マウス:ddY系雄マウス(20g前後)1群5匹 経口 6g/kg 一般状態に異常はなく、死亡例もみられなかった。剖検で は肉眼的異常はみられなかった。 1) (Tanaka et. al., 1986) 腹腔内 6g/kg 投与後10分頃から鎮静症状(自発運動の抑制、腹部着床 状態)を示し、死亡前2-3分間強直性痙攣を繰り返し、 投与 後2時間以内に全例死亡した。1) (Tanaka et. al., 1986) *投与液は、凍結乾燥甘草エキスを注射用蒸留水に溶解または懸濁し、調製した。 ラット:Wister系雄ラット(165g前後) 1群5匹 経口 6g/kg 一般状態に異常はなく、死亡例もみられなかった。剖検で は、肉眼的異常はみられなかった。 1) (Tanaka et. al., 1986) 腹腔内 6g/kg 投与後10〜20分から鎮静症状(自発運動の抑制、腹部着 床状態)を示し、投与後6時間以内に全例死亡した。 1) (Tanaka et. al., 1986) *投与液は、凍結乾燥甘草エキスを注射用蒸留水に溶解または懸濁し、調製した。 ■反復投与毒性 (link to TOXLINE) ラット 1群7匹のWister系雄ラット(210g前後)に、1.5g/kgおよび3g/kgの投与液を21日間 連続経口投与した。投与液は凍結乾燥甘草エキスを注射用蒸留水に溶解または懸濁し、調製した。対照群には注射用蒸留水5mL/kgを同様に投与した。尿検査では、尿の色調は濃い黄色を呈した。尿量は減少傾向を、浸透圧は上昇傾向を示したが対照群と比べ有意差はみられなかった。尿蛋白量は用量依存的に増加し、尿中NAG活性は高用量群で増加傾向がみられた。血液学的検査では、RBC及びHtは低用量群、高用量群ともに減少した。Hbは低用量群で減少した。また、MCH及びMCHCが増加し、RDWが高用量群で減少した。血液生化学検査では、血清F-CHOが減少し、血清γ-GTPの増加ないし増加傾向がみられ、血清UA、Ca、PiおよびKの減少が認められた。肝ALP及びICDHの増加ないし増加傾向がみられたが血清レベルでは特に変化は認められなかった。また、蛋白含量、NADPH cyt.c red 活性がそれぞれ27%および69%増加した。またCyt.P450含量およびエトキシクマリン脱エチル化活性に増加傾向がみられた。器官重量は、腎臓の実重量および比重量が高用量群で増加した。その他、一般状態および自発運動量、体重、剖検所見および病理組織学的検査には異常は認められなかった。1) (Tanaka et. al., 1986)1) (Tanaka et. al., 1986) 以下については該当文献なし ■遺伝毒性 ■がん原性 ■生殖発生毒性 ■局所刺激性 ■その他の毒性 ■ヒトにおける知見 (link to HSDB) ■引用文献 1)Tanaka S, Takahashi A, Onoda K, Kawashima K, Nakaura S, Nagao S, Ohno Y, Kawanishi T, Nakaji Y, Kobayashi K, et al. Toxicological studies on biological effects of the herbal drug extracts in rats and mice. II. Moutan bark, Glycyrrhiza and Bupleurum root Yakugaku Zasshi. 1986 Aug;106(8):671-86. |メニューへ| |
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