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和名 グルコン酸ナトリウム 英文名 Sodium Gluconate CAS 527-07-1 (link to ChemIDplus) 別名 収載公定書 食添(JSFA-IX), 外原規(2006)USP/NF(27/22) 用途 安定(化)剤,賦形剤 ■JECFAの評価 (link to JECFA) ADI(1日許容摂取量)は「特定しない」と評価されている。1) (1998年) ■単回投与毒性 (link to ChemIDplus)
■反復投与毒性 (link to TOXLINE) ラット 1群雌雄各12匹のSD系ラットにグルコン酸ナトリウム0、500、1000又は2000mg/kgを4週間強制経口投与した。尿中ナトリウム濃度の有意な上昇が雌雄2000mg/kg群に、血清中ナトリウム濃度の有意な低下が雄500mg/kg群及び雌雄2000mg/kg群に認められた。病理組織学的検査では前胃境界縁の肥厚が雄2000mg/kg群に見られた。死亡例は認められず、一般行動、剖検所見、体重、摂餌量及び血液には異常はなかった。前胃境界縁は齧歯類に特有な組織であるため、同組織の変化は毒性学的意義がなく、NOEL(無影響量)は1000mg/kgと報告されている。JECFAはこの試験の1群あたりの使用匹数が少ないため、NOEL評価は適切でないと結論している。1) (Mochizuki, 1995b) 1群雌雄各10匹のCrj:CD(SD)系ラットにグルコン酸ナトリウム0、1.25、2.5、5%含有食又は塩化ナトリウム1.35% (5%グルコン酸ナトリウムのナトリウム量に相当)含有食を28日間与えた。尿中ナトリウム濃度の有意な上昇が雌雄の2.5及び5%群に認められたが、塩化ナトリウム群にも同様に見られた。血液検査においてプロトロンビン時間の有意な短縮が雄の2.5及び5%群に認められた。死亡例は見られず、一般行動、剖検所見、体重、摂餌量、血液生化学及び病理組織学的検査に異常はなかった。NOELは5% (4100mg/kgに相当)と報告されているが、JECFAは試験の1群あたりの使用匹数が少ないため、このNOEL評価は適切でないと結論している。1)(Mochizuki, 1997). ■遺伝毒性 該当文献なし ■がん原性 該当文献なし ■生殖発生毒性 該当文献なし ■局所刺激性 該当文献なし ■その他の毒性 該当文献なし ■ヒトにおける知見 グルコノ-δ-ラクトン、グルコン酸、グルコン酸マグネシウム、グルコン酸ナトリウム、グルコン酸カリウム、グルコン酸第一鉄がヒトに投与されているが(Nugent, 1940; Bernhard, 1951; Parker, 1940; Teeter, 1945)、胃腸及び腎臓に悪影響が認められていないことから、いずれの化合物も毒性が低く、認容性も良好と結論されている。1) (Prescott et al. 1953) ■参考文献 OECD database (link to SIDS) 1) WHO Food Additive No.42 Sodium Gluconate. 1981 (link to WHO DB) |メニューへ| |
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