日本医薬品添加剤協会 |
和名 マクロゴール1500 英文名 Macrogol 1500 CAS 25322-68-3 (link to ChemIDplus), (link to JAN DB), (link to JANe DB) 別名 ポリエチレングリコール1500(109876)、Polyethylene glycol 1500 収載公定書 局方(JP17) 外原規(2006)(ポリエチレングリコール1500) USP/NF (28/23) (Polyetylene glycol) EP(5)(Macrogols) 用途 可塑剤,滑沢剤,基剤,結合剤,光沢化剤,コーティング剤,湿潤剤、糖衣剤、軟化剤、賦形剤、崩壊剤,崩壊補助剤,防湿剤,溶解剤,溶解補助剤 ■JECFAの評価 (link to JECFA) (分子量10000以下のマクロゴール全体として) ラットにおける無毒性量; 混餌投与で20,000ppm (2%)、これは1,000mg/kg bwに相当する。 ヒト1日許容摂取量(ADI)は0-10mg/kg body weightである。 ■単回投与毒性性 (link to ChemIDplus) ■反復投与毒性 (link to TOXLINE) ラット 雌雄各5例のラットに,PEG200,300,400,600,1000,1500,1540,4000及び6000をそれぞれ2,4,8,16および24%の濃度で90日間混餌投与した.一般状態の観察,体重,摂餌量及び臓器重量(肝臓及び腎臓)測定,並びに病理組織学的検査(肝臓及び腎臓)を行った。結果を下表に示す。
PEG6000を除いて,ほぼ同様の変化が認められた。分子量200から4000までの間に,分子量と亜急性毒性との関連性はみられず,この範囲では明らかな差は認められなかった。PEG600は低分子量のPEGに比較して明らかに低毒性であった2) (Smyth et al., 1955) ウサギ PEG 1500又はPEG 4000を10mg/kgの用量で、長期間ウサギの皮膚に接触させても内部諸臓器に有害作用は認められず、もしPEGが皮膚から吸収されたとしてもその影響は殆どない。1) (Smyth et al., 1950) ■遺伝毒性 (link to CCRIS), (link to GENE-TOX) ■がん原性 ラットに、飲料水と混合してPEG 1500を0.06g/kg/日又はPEG 4000を0.02g/kg/日を2年間以上投与して、何ら有意な異常はみられなかった(死亡率、感染頻度、寿命、摂水量、体重増加、肝・腎の重量、同腹児数、血液、尿、悪性新生物の発生、病理所見)。1) (Smyth et al., 1947) ■生殖発生毒性 (link to DART) ■局所刺激性 ■その他の毒性 ■ヒトにおける知見 (link to HSDB) ■引用文献 1) WHO Food Additives Series No.14 Twenty-third Report of the Joint FAO/WHO Expert Committee on Food Additives, Geneva, Wld Hlth Org. techn. Rep. Ser., 1980, No.648 (link to WHO DB) |メニューへ| |
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