日本医薬品添加剤協会
Safety Data
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和名 精製ラノリン
英文名 Purified Lanolin

CAS 8006-54-0(ラノリン) (link to ChemIDplus), (link to JAN DB), (link to JANe DB)
別名 
収載公定書  局方(JP17),粧原基・粧配規(1999)(ラノリン) USP/NF(28/23)(Lanolin)
用途 安定(化)剤,基剤,軟化剤,乳化剤,粘稠剤


単回投与毒性

動物種

投与経路

LD50(mg/kg)

文献

ラット

経口

>16 g/kg 40%ラッカセイ油溶液)

CTFA, 1980 1)

ラット

経口

>32 g/kg 50%トウモロコシ油溶液)

CTFA, 1980 1)

ラット

経口

>64 mL/kg (原液)

CTFA, 1980 1)

ラット

経口

>5.0 g/kg 25%トウモロコシ油溶液)

CTFA, 1980 1)

ラット

経口

>20.0 g/kg 25%トウモロコシ油溶液)

CTFA, 1980 1)



反復投与毒性 (link to TOXLINE)
遺伝毒性
がん原性
生殖発生毒性


局所刺激性
ウサギ6匹にラノリン原液をDraize, Woodard, Calvery法で皮膚刺激性を調べた結果、刺激性インデックスはゼロで刺激性はないとみなした(6報)。 1) (CTFA, 1980)

ウサギ6匹にラノリン原液をDraize, Woodard, Calvery法で皮膚刺激性を調べた結果、刺激性指数は0.58で軽度な刺激物とみなされた。 1) (CTFA, 1980)

ウサギ6匹にラノリン原液をDraize, Woodard, Calvery法で皮膚刺激性を調べた結果、刺激性指数は0.1で刺激性はないとみなした。 1) (CTFA, 1980)

ウサギ6匹にラノリン原液をDraize, Woodard, Calvery法で皮膚刺激性を調べた結果、刺激性指数は0.38で軽度な刺激物とみなした。 1) (CTFA, 1980)

ウサギ6匹にラノリン原液をDraize, Woodard, Calvery法で皮膚刺激性を調べた結果、刺激性指数は0.71で軽度な刺激物とみなした。 1) (CTFA, 1980)

ウサギ6匹にラノリン原液をDraize法で眼粘膜刺激性を調べた結果、刺激性は認められなかった。 1) (CTFA, 1980)

ウサギ9匹にラノリン原液をDraize法で眼粘膜刺激性を調べた結果、一過性で軽度な刺激性が認められた(5報)。 1) (CTFA, 1980)

ウサギ9匹にラノリン原液をDraize法で眼粘膜刺激性を調べた結果、眼に傷害は認められなかった(3報)。 1) (CTFA, 1980) 1)


その他の毒性
該当文献なし


ヒトにおける知見 (link to HSDB)
被検者200名にラノリン原液を週3回、合計10回皮膚に適用して誘発を行い、Draize法で感作性を調べた結果、感作性は認められなかった。 1) (CTFA, 1980)

被検者50名にラノリン原液を隔日、合計10回皮膚に適用して10-14日後に誘発を行い、Draize法で感作性を調べた結果、皮膚一次刺激性はみられず、感作性も認められなかった。 1) (CTFA, 1980)


引用文献
1) Anonymous, Final report on the safety assessment for acetylated lanolin alcohol and related compounds, J. Environ. Pathol. Toxicol. 1980; 4: 63-92 (link to the Journal)

   


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