日本医薬品添加剤協会
Safety Data
|  Home | menu |

和名 センブリ
英文名 Swertia Herb

CAS 94167-11-0 (link to ChemIDplus) , (link to JAN DB), (link to JANe DB)
別名 当薬
収載公定書  局方(JP17
用途 矯味剤


単回投与毒性
該当文献なし

反復投与毒性
該当文献なし


遺伝毒性
メタノール抽出液を用いたrec assay,並びに水抽出液 (代謝活性化系存在下及び非存在下) 及びエタノール抽出液 (代謝活性化系存在下) を用いたAmes test (TA100) において陽性反応が認められた。1) (Morimoto et al, 1982)

センブリの変異原性は,抽出液中のhydroxyxanthoneに91%含まれるbllidifolinに起因することが示唆された。2) (Nozaka et al, 1984)


以下については該当文献なし
がん原性
生殖発生毒性
局所刺激性


その他の毒性
一般薬理3) (山原條二他,1978)
腸管内炭末輸送に対する作用:dd系雄性マウスにセンブリのメタノール抽出液を経口投与し,20分後に炭末を経口投与した。炭末液投与の30分後に開腹し小腸全長に対する炭末の移動率を求めた。2000 mg/kgにおいても炭末輸送能に対する作用は認められなかった。

一般状態に対する作用:dd系雄性マウスにセンブリのメタノール抽出液を経口投与し,投与後の一般状態を観察した結果,100 mg/kgにおいて異常は認められなかった。

自発運動量に対する作用:dd系雄性マウスにセンブリのメタノール抽出液を経口投与し,投与後60分間の自発運動量を計測した結果,1000 mg/kgにおいて異常は認められなかった。

その他に,Hexobarbital睡眠,Apomorphineの常同行動,痙攣並びにMorphineの挙尾反応に対する作用,鎮痛作用及び体温に対する作用について検討した結果,いずれの検査項目においてもセンブリのメタノール抽出液の経口投与による影響は認められなかった。


ヒトにおける知見
該当文献なし


引用文献
1) Morimoto I et al.: Mutagenicity screening of crude drugs with Bacillus subtilis rec-assay and Salmonella/microsome reversion assay, Mutation Research, 97 81-102, 1982.
2) Nozaka T et al.: Mutagenic activities of bellidifolin, methylbellidifolin, and methylswertinanin in the methanol extract from Swertiae herba (Gentianaceae), Shoyakugaku Zasshi, 38 96-101, 1984.
3) Yamahara J et al.: Biological active principles of crude drugs: Pharmacological actions of Swertia japonica extracts, Swertuemartin and Gentianine, Yakugaku Zasshi, 98 (11) 1446-1451, 1978.

   

メニューへ



copyright(C) 2005 日本医薬品添加剤協会 all rights reserved
Japan Pharmaceutical Excipients Council